図書印刷の課題
弊社が株主として株主価値向上のために京阪神ビルに期待すること
① コーポレートガバナンスの改善
② 例えばREITを用いた保有不動産の潜在価値の適正化

株主価値を毀損する株主優待制度

 株主優待制度を導入している会社は多く、自社製品・サービスの無料配布などを通じて自社のファン作りをし、業績貢献に期待するという趣旨であれば問題はないでしょう。
 しかし、当社が実施しているクオカードのような金券等を株主優待として配布している場合は問題なしとはいえません。なぜなら、クオカードの配布を通じ、①安定株主の増加による経営規律が緩むことや②金券は実質的に金銭配当であり、株主平等原則に反していることが疑われるためです(株主優待の問題についてはコチラ)。

 当社の南社長は、弊社との面談時に「株主優待の目的は、個人株主作り、長期安定株主作りのため」と明確に回答しています。しかしながら、下図が示すように、当社の株主優待制度は、個人持株比率が大幅に低下しているため安定株主作りという目的すら果たされておらず、ただ株主数が増加して、金券等の配布による会社財産の流出額が増えただけという結果になっていると言えます。弊社はこのような会社財産の浪費は一刻も早く止めるべきと考えます。

(出所:有価証券報告書など)

トピック①:京阪神ビルの株主優待の変遷
2011/9/29:お米券の優待新設に関するプレスリリース
 株主の皆様のご支援に感謝するとともに当社株式への投資魅力を高め、中長期的に当社株 式を保有していただける株主様の増加を図ることを目的としております。

2015/2/26:2年以上保有する株主を優遇するという優待の拡充に関するプレスリリース
 当社は、株主様の日頃のご支援への感謝と投資魅力を高めることを目的に、平成24年3月期より株主優待制度を実施してまいりました。今般、長期保有の株主様のご支援に一層お応えするとともに、より多くの皆様に当社へのご理解を深めていただき、長期にわたるご支援を賜りたく、株主優待制度を拡充することといたしました。

2019/1/30:お米券→クオカードに優待の内容を変更するプレスリリース
 これは株主さまの利便性の向上を図るとともに、当社株式への投資の魅力を高め、より多くの方に当社株式 を保有いただくことを期待するものです。今後も株主さまのご期待にお応えするため、更なる成長を目指してまいりますので、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。

トピック②:株主優待に関する弊社の最近のプレゼンテーション資料の抜粋

(補足:当社は個人投資家向け説明会を積極的に開催しているものの、当社が企図する個人持株比率の増加にはつながっていません。弊社は、効果の発現しない個人投資家向け説明会が年10回以上も継続的に実施されている点について、時間と費用の浪費だと評価しています。)
  • 株式会社ストラテジックキャピタル

PAGE TOP