図書印刷の課題
弊社が株主として株主価値向上のために京阪神ビルに期待すること
① コーポレートガバナンスの改善
② 例えばREITを用いた保有不動産の潜在価値の適正化

資本効率性を低下させる政策保有株式

 京阪神ビルは2019年3月現在、政策保有株式を約150億円保有していると開示しています。そして、現在の株価を用いて算定した政策保有株式の保有時価の、当社の自己資本に対する割合(以下「政策株/資本比率」といいます。)は23.9%となっています。金融業を除く上場会社を対象に、政策株/資本比率を算定すると、20%を上回る会社は全体の8.9%に過ぎず、当社は上場会社の中でも多くの政策保有株式を保有していると言えます。

(出所:QUICK Astra Manager)
(補足:2020年1月8日現在の株価を用いて抽出した)

 当社の政策保有株式の主な内訳は以下の通りです。保有目的は2種類であり、①当社が展開する不動産賃貸事業において事業活動の円滑化を図り、中長期的な企業価値を高めるため及び②当社の事業拡大および経営基盤強化のための安定的・継続的な資金調達を図るためです。そして、当社取締役会は政策保有株式の経済合理性の検証をした上で保有継続を決定していると開示しています。

【京阪神ビルの主な政策保有株式一覧(億円)】

(出所:QUICK Astra Manager、有価証券報告書)
(補足:2020年1月8日現在の株価を用いた)

 弊社は政策保有株式を保有することと、①事業活動の円滑化及び②資金調達が実現することの因果関係が理解できません。実態としては、会社を私物化する旧住友銀行出身者が、政策保有株式の発行会社の経営陣を無条件に支持することの対価として、自身の取締役としての地位の保全を図っている可能性が高いと考えられます。
 株主の委任を受けて経営にあたる取締役は、会社の財産を株主価値向上のために用いるべきであり、このような状況は株主の立場から看過できるものではありません。

  • 株式会社ストラテジックキャピタル

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